暖かさを追求したお風呂
八戸もここ数日はだいぶ冷えています。
たまらんです。
しかしながら、現場はたて込んでおり、なかなか忙しい状況です。
当社では暖かさを追求したリフォームを心掛けています。
でも、リフォームでそれを実現するのはいろいろとアイデアが必要です。
私がそのためにまず大事にしているのは、現状の確認です。
リフォームでは既存の家に手を入れるわけですから、
その状態を把握する事がまず大事です。
それを把握するために床下に潜ったり、天井裏を見たりします。
さらに、特に解体時に、それまで家が受けてきたダメージがよくわかります。
先日スタートした水廻り全体改修の解体の様子です。
断熱材の状況を確認します。
この写真は先日完成した水廻り全体改修の現場です。
家は大手ハウスメーカーで鉄骨の為、断熱材が新規で入れられません。
通常は間柱の間にグラスウールを充填断熱しますが、
鉄骨造りの場合、鉄骨の構造の上から石膏ボードパネルで壁を作ってしまっている為です。
そこで考えたのが「ウールブレス」という断熱材です。
これは繊維状の断熱材ですが、ウールの名前の通り羊毛が材料です。
グラスウールと違い、袋入りではなく非常に軽い。
しかも、ホチキスで直接打ち付け出来ます。
色が灰色なのは、リサイクルウールブレスだからです。
セーターなどの廃品から作っているそうです。
性能的にはグラスウール16Kと同等品です。
ウールブレスのもう一つの特徴は、撥水性があることです。
湿気対策を取らなければならない現場で断熱をする際に、利用します。
写真の事例はタイル風呂で利用した場合です。
お問い合わせは、浴室換気乾燥暖房器の交換だったのですが、広いタイル風呂でとにかく寒い。
浴室換気乾燥暖房器の交換だけではどうだろうか?と思いプラス提案をさせて頂きました。
天井裏にウールブレスを敷き詰めました。
既存の天井パネルは湿気がパネルの隙間から通ってしまう材料の為、グラスウール断熱材を天井に敷けません。
グラスウールは湿気に直接あたると湿気を吸収してしまい乾燥しにくい材料のためです。
そこでウールブレスを用いる事にしました。
お客様の感想は
「あったかいねぇ」でした。
天井裏は外気が通り抜ける空間ですから浴室天井自体は相当冷えていたと思いますが、これで解決したのではと思います。
お客様の立場に立って考える事。簡単な様で難しいです。お家のお困りごとを理解して、最後の最後まで考え抜き、手をつくす。この人と出会えて良かったと感じて頂き、一生のお付き合いができるよう心掛けています。
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