木と珪藻土の家
昨日急遽でしたが、福島県の同業者の友人に会ってきました。
昨年家を新築したのですが、そこでは当社で取り扱っている、「MPパウダー珪藻土」を家全体の壁と天井仕上げとして採用した事を聞いていたからです。
冬の季節は湿度がかなり低下します。おととい八戸で測定をしたところ、外気で湿度20%しかありません。人にとっていい湿度は30%から70%の間で、20%は乾燥している状態です。これに暖房がされてしまうわけで、屋外よりもさらに室内は乾燥してしまい、湿度10%台はざらなのです。
友人の家ではMPパウダーを用いることでどのような湿度状態なのか見て起きたいと思ったのです。午後3時半ごろに出発し、着いたのは8時過ぎ。夜の訪問でしたが、快く見させて頂きました。(押しかけみたいなもんですが・・・)
結論から言うと、素晴らしいの一言です。
湿度は40%程度に保たれています。もちろん断熱など下記の様々な要素があります。
断熱は現在の基準で入れてある。
床材は無垢フローリング、一部天井にも無垢材仕上げ
窓はLOW-Eガラス
暖房はまきストーブ一個でリビングと廊下の家全体をまかなう
という諸諸条件の上で、
ビニルクロスは一切使用せず、天井壁はすべてMPパウダー仕上げ
湿度を保つ生活の仕方がありまして、一番は「湿度を気にした生活をする」ということです。乾燥しそうになってきたら、湿度を補うわけですね。
一番の湿度を発するのは何か?それは人間の呼気です。まずそれで湿度が補充されます。
そして、煮炊きの水蒸気です。
そして、このお宅様ではもう一つお風呂を使って水蒸気を補充しています。
お風呂を上がったら、換気扇をいれず、扉をあけっぱなしにして湿気を室内に放出させるのです。お風呂の水蒸気量というのは相当なものです。
普通のビニルクロスの家ではお風呂の水蒸気は換気します。これはカビ対策のためです。
しかし、MPパウダー珪藻土の場合には、この水蒸気を乾燥を防ぐ大切な湿気として取り入れるのですね。これによって、いったん珪藻土に取り入れられた湿気が室内に適度に放出されるわけです。電気も何もエネルギーを使わずに室内に湿度を補充することができるわけで、その意味でもとてもエコで健康な暮らしにつながります。
最近湿気の話をお客様とすることが多いのです。
カビが生えた壁
匂いが取れないトイレやリビング(匂いは湿気にくっついて移動します)
シロアリ
など、実は湿度が要因での家のご不満というのには意外と多いのです。
これをMPパウダー珪藻土を使って解決や改善ができないかとプランします。
MPパウダー珪藻土は珪藻土の含有量が80%(Hタイプの場合)と非常に高いため、湿度の問題に対応するのに十分な性能を持っていることもあり、当社ではこれしか使いません。(もう一言言わせていただくこと、珪藻土の含有量を表示した珪藻土建材自体がほとんどないのです。)
実は昨日床下にMP床下調湿材を敷いた弊社のお客様宅にも訪問したのですが、これもなかなかいい結果を生んでいそうです。またこの件もお伝えできる機会があればと思います。
お客様の立場に立って考える事。簡単な様で難しいです。お家のお困りごとを理解して、最後の最後まで考え抜き、手をつくす。この人と出会えて良かったと感じて頂き、一生のお付き合いができるよう心掛けています。
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