お客様のご要望に応えないリフォーム提案
今日は水彩工房の仕事でお客様宅に。
キッチン水栓の根元から水漏れがするとのお話で交換を致しました。
交換が終わってからお客様からご相談が。
トイレがよく詰まるのだけれど見て欲しい
との事でした。拝見させて頂くと、
写真の右上に「レバーを10秒間くらい倒してください」との張り紙が。
レバーを倒しっぱなしにして水を流し続けないと、詰まる事が多いのだそう。
トイレを交換して5年ほどでしょうか。
確かに、水を流すといまいち流れが良くない。水の量も少な目。
恐らくタンクの中の浮きの調整で変わるかもしれないので、
「タンクの中の浮きの調整をしたいと思います。少し改善はするかもしれません。
それでだめならメーカーメンテナンスに来てもらいます。」
とお話をしたのですが、お客様的には相当ご不満が溜まっていたそうです。
ショッピングセンターの催事でトイレリフォームの事を知り、交換してもらう事になったのだそうです。
もともとTOTOの便器がついていたのでできればTOTOの便器にしたかったのだそうです。
しかし、現地調査に来てもらうと、
「配管が昔のタイプだから、TOTOは付けられません」との事で他社製品になったとの事。
恐らくこれは排水芯の事を言っているのだと思います。
こちらのお宅の既存のTOTO便器は恐らく排水芯が130mmで今の便器の200mmには合わなかったのだと思います。
その為、必ず床下で配管位置変更が必要です。
しかしながら、他社製品には排水芯120mm対応のリフォーム用便器があります。
この場合は配管位置変更はせずに交換できます。
ここでお話をしたいのは
・TOTOを付けたいと言うご要望ならば、床下で配管を動かす工事をすれば付けられる。ただし、少し工事費が割増になるけど、どうしましょうか?と提案さえしていない。(最終的にどのメーカーを付けるかは問題ではない)
・配管を動かす工事をする場合には、大工や内装工事も絡んでくる可能性があり、水道屋さんだけでは工事が終わらないから面倒がった工事業者の行動。
・トイレが詰まりやすいという現状に対しても何らアフター対応をしていない。
なぜこのような工事をしてしまうのだろうか?と想像すると「業者の都合」を優先してしまうからなのかなと思います。
・その場で工事を終わらせてお金を欲しい
・面倒なことは考えたくない
という姿勢なのだろうと思います。
今回取付けて5年しかたっていませんが、トイレ交換をする事になりました。
「今年は正月元旦から詰まったんですよ」とおっしゃっておられましたが、
このトイレ、ご不満の解決に向けてきっちりリフォームさせて頂きたいと思います。
お客様の立場に立って考える事。簡単な様で難しいです。お家のお困りごとを理解して、最後の最後まで考え抜き、手をつくす。この人と出会えて良かったと感じて頂き、一生のお付き合いができるよう心掛けています。
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