法事で東京に
本日は急遽法事で東京に行っておりました。
大学の友人が亡くなったとの連絡が入った為です。
友人は大学卒業後に難関の公認会計士試験に合格し大手監査法人に勤務しておりましたが、
5年ほど前に大手パッケージメーカー企業の財務部にヘッドハンティングされ広島県の福山市におりました。
最近は年賀状の交換しか出来ていなかったのですが、最近東京に戻ってきたとの年賀状を頂いていました。通常の転勤だろうと思っておりましたが、2年ほど前に病気を患い治療をする為に地元に帰ってきたのが東京に転勤した理由でした。
東京出身の彼と私とでは、出身地は都会と田舎、最難関試験に合格し大手監査法人でバリバリと仕事をしている彼と地方に戻って仕事をしている私と、卒業後の仕事人生の方向はかなり違っていました。
その為、時々会う機会に話をするときの目線も大学卒業後は随分違ったかのように感じておりました。
正直なところ、上から目線の奴になったなぁと思っていたかもしれません。
10年ほど前に彼と話したことがあるのですが、監査法人の地方支社に勤務している彼に
「企業監査の仕事は単に監査と言うわけではなく、監査される側の企業が発展永続するような味方になるのが必要なんじゃないか?特に地方では企業はまず存続が大事だし」
と知った風な事を彼に話したことがありました。その時の彼の返答は
「それは俺の仕事じゃない」
と言うものでした。
5年ほど前に広島県に本社のある会社に転職した事を年賀状で知ったのですが、意外でした。
東京出身の彼がなぜ?と思っていました。
今日お父様の言葉を聞いて、彼が転職した後の会社の財務担当として頑張っていたことを聞きました。
転職する際に「社会をもっと広く知りたい」とご家族に話したのだそうです。
監査する側から監査される側に変わって、所属する企業の為に頑張っていたのだと知りました。
独身だった彼にとっては、会社とその仲間は家族のようなものだったのかもしれません。
きっとそういう出会いが広島であったのでしょう。
企業会計人として生き抜いた彼の生き様を感じて帰ってきました。
お客様の立場に立って考える事。簡単な様で難しいです。お家のお困りごとを理解して、最後の最後まで考え抜き、手をつくす。この人と出会えて良かったと感じて頂き、一生のお付き合いができるよう心掛けています。
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