仕事をやりきることで信頼を得る
昨日はトイレ交換の現場で鮫方面へ。
海岸に立つ家で風が強くて大変寒かったです。
こちらのトイレは交換してまだ3年ほどしかたっていないのですが、
ご不満があって交換をお話しされました。
ご不満の理由はいろいろとあったようです。
・流れない 2回水を流さないと流れなく、詰まってしまう事もしばしば
・便器の掃除がしにくい
トイレ自体はまだ使えるものなのですが、これまでの不満が溜まっておられたらしく交換してほしいとのご希望でした。
もう一つのご不満は、以前使っていたTOTOの便器から他社製品に交換をされてしまったこと。
ご希望はTOTOのトイレだったのですが、交換の際に今の排水位置ではTOTOはつけられませんとのお話だったそうです。
お客様は言われるがままに他社製品で。
もちろんそれは間違いで、排水位置変更の工事をすれば取り付けは可能でした。
トイレの流れが悪い、というご相談を頂いたときに、
「本当はTOTO付けたかったのよ」とのお話に、つけられることをお話ししたところ、交換をご希望されました。
そのあとに床クッションフロアを仕上げて、便器設置
しかし、・・・流れがいまいち改善しない。どうも不安があります。
これは別のところに原因がありそうです。
外の合併浄化槽に入っている汚水配管を掘って調査する事に。
排水勾配が取れていなかったので、直しました。
が、やはり改善しない。
この排水管の中で何か問題が起きているらしいと思いました。
合併浄化槽の方から清掃の道具を突っ込んでみること数十分。
なんと、中から出てきたのは、塩ビの排水部材と工事の際に出た切れ端。
これはおそらく新築工事の時に入り込んでしまったのでしょう。
とりあえず流れるから大丈夫・・・・とその時の水道屋さんは判断してしまったのしょうね。
これが取れたらきれいに流れるようになりました。
昔の便器の流量は10L位ありましたから、このようなものが詰まっていても、水の力で押し出してしまったのでしょう。
ところが、今の便器は節水型で、6Lしか使いません。その結果、詰まりやすくなってしまったものと思われます。
便器の設置からすでに1時間以上探ってようやく根本原因がわかりました。
流れが悪かったらなぜだろうかと徹底して調べてみることが必要なのではないかと思うのですが、
3年前にトイレ交換をした業者は結局それをやらなかったわけで。
今回の工事で根本原因を解決出来たわけですが、現場の職人さん(当社のスタッフですが)が
諦めずに作業をしてくれました。嬉しかったですね。
お客様も大喜びでした。
ずっとつかえていたものが取れた、と。
家は日々生活するところですから、不満があるとずっとその不満は蓄積します。
私たちは作業が終わると現場を離れてしまう事は出来ますが、お客様はそうではありません。
お客様の気持ちに立てば、仕事をやりきるしかありません。
そのような気持ちになった一日でした。
お客様の立場に立って考える事。簡単な様で難しいです。お家のお困りごとを理解して、最後の最後まで考え抜き、手をつくす。この人と出会えて良かったと感じて頂き、一生のお付き合いができるよう心掛けています。
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