リフォームストップ
2週間前から行っていたリフォーム工事の現場ですが、急な変更を伴い、一か月ほど工事を中断する事に致しました。
そのご自宅は八戸市日計と言う地区にあるのですが。
この地区は建物沈下が非常に起こりやすいエリアと言う事は知っていました。
そして、ただ今リフォームをさせて頂いているこの方も建物が少し傾いているのは分かっていたのですが。
そのままでもリフォーム自体は可能です。
事実、他社さんではそのままキッチンをつけてしまっていました。
今回の私たちのリフォームでは、万が一沈下した際には調整を出来るように策は取っていたのですが。
お客様から、
「やはりこの機会だからきちんと沈下状況を知っておきたい」と言う言葉があり、
急遽沈下調査に入りました。
調査は曳家さんに来てもらいました。
その結果は。
最大100mmの建物不動沈下。
数字としては大きい方です。
正直なところこれほどの沈下とは思っていなかったのですが、
先日からのリフォームをしながら、「結構沈下している」との職人さんの話がありました。
調査翌日には、現状報告をさせて頂き、沈下修正を行う事でお客様も決断。
一旦工事は仮復旧をさせて使えるようにはしますが、沈下修正工事を行った後に、再設置を行います。
私自身一番反省しているのは、気が付いた段階でお客様にもっと強く訴えるべきだったと言う事です。
沈下修正はそれなりの費用がかかる工事なので、申し上げるのに躊躇しておりました。
追加工事をさせたいのだと思われたら嫌だな、と言う気持ちでした。
しかしながら、お客様はこの家にずっと住んで行かれるわけです。
そして家の問題点を発見して、自分たちで出来る解決策を持っているのであれば、
きちんとお話をしておくべきでした。
それは家を作る仕事をしている者として当然の姿勢でした。
手を付けているのはお客様の財産である、
お客様の暮らしを良くするために気が付いた事はお話すべきである
予算の中で出来る限り手を尽くす、
と言う姿勢でいかないとならない
と反省しました。
曳家さんが入るのはゴールデンウィーク明けになってしまうのでそれまで仮復旧の状態ですが、
必ず良くして行きたいと思います。
お客様の立場に立って考える事。簡単な様で難しいです。お家のお困りごとを理解して、最後の最後まで考え抜き、手をつくす。この人と出会えて良かったと感じて頂き、一生のお付き合いができるよう心掛けています。
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