ホームページタイトル「安心して住み続けられる家づくりを」への想い
今日は比較的暖かく雨模様でしたが、明日はまた寒くなるそうですね。
さて、お正月明けから早速いくつかお問合せを頂いております。
その際、一番多いご要望は「暖かくしたい」という事です。
この「暖かくする」という事、実はとても奥が深いのです。
色々な工法やアイデアはあると思いますが、私が考える方法は
「エネルギーを使って暖める事に頼りすぎず、家の基本性能で寒さを抑え、エネルギーを少なく使って暖かくする」
と言う考え方です。
そして、暖かくしたいというご要望で一番多い場所、それはお風呂です。
今ご相談にお答えしている方は、「お風呂に入るにも命がけ」とおっしゃっていましたが、
あながちこの言葉は誇張ではありません。
現実的にヒートショックで亡くなる方は非常に多いのです。
統計的には交通事故の4倍とか。
ヒートショックについてわかりやすい絵を提示しておきます。
ここでポイントなのは、お風呂が寒いからヒートショックになるのではなく、
温度差があるからヒートショックになるという点です。
つまり、脱衣場が冷えていて、お風呂が暖かくなると逆に危険なのです。
お風呂リフォームの際には、脱衣場も暖かくする対策を取っていくことが大事です。
お客様から、「実は父親はお風呂で倒れて亡くなったんだ」というお言葉を頂くこともあります。
リフォームは実は命にかかわるご提案をさせて頂いているのだ、という事を考えます。
そういった理由から、リフォームの際にはお客様の命を守る事を考え真剣なご提案をしないといけない、
と思います。
その気持ちを言葉にしたのがホームページのトップにある
「安心して住み続けられる家づくりを」
という言葉です。
このブログの冒頭に書いたように、私は器具に頼りすぎた暖かさはあまり追求しません。
器具は10年たてば間違いなく廃番になって製造が終わっていますし、20年もすれば交換部品でさえも手に入らず、
結局取り壊すしかなくなります。
いろいろなシステムを使って暖かくする方法はあるかと思うのですが、築20年のリフォームが必要になってくる時期に、そのシステムも再利用できず取り換えせざるを得ない状況もよく出会います。
私が自然素材にこだわるのは、自然素材の性能はエネルギーコストをかけずとも維持されるという点です。もともと自然にある素材が、素材自体の力で性能を保っているからです。
お問合せ頂いている方にはそういった考えからご提案をさせて頂いています。
お客様の立場に立って考える事。簡単な様で難しいです。お家のお困りごとを理解して、最後の最後まで考え抜き、手をつくす。この人と出会えて良かったと感じて頂き、一生のお付き合いができるよう心掛けています。
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