シロアリの調査

弊社のお客様から、シロアリに食われているらしいとの話があり、調査にお伺いしてきました。
勝手口のドア枠が食われているのが分かったので、付近の壁を剥がしてシロアリの経路を調査します。

やはり壁内を伝わって上に上がっていました。
この場所の下は勝手口で土間コンを打っているので、土間コンの隙間を伝って下まで侵入してきたかと思われます。

筋交いには蟻道が見られましたので確実にシロアリ被害です。

今後はシロアリの被害範囲を確認したうえで消毒（防蟻）作業をご提案します。

シロアリに自分が何で詳しいかというと、１５年ほど前に八戸警察署の依頼でシロアリの調査を３件ほどしたことがあります。
これは、訪問リフォーム業者が「床下にシロアリがいる形跡がある」と訪問した家の床下に潜り、シロアリの形跡をお客様に写真などで提示してシロアリ工事を行うというものです。工事費は家一軒当たり１００万円というところでしょうか。
これがリフォーム詐欺に当たるのではないかということで被害届があり、調査できる人を探していたところ、弊社の北向会長が八戸警察友の会会長をしたいた経緯からお話がありました。

私自身は二級建築士を取得しで一年ほどたった頃で、先方の要望は建築士としての知見というものでした。シロアリ駆除業者とともに家の床下に潜り調査を行いました。
結果としては、本当にシロアリがいた家もありました。
しかしながら工事としては全くずさんなもので、おそらく薬をまいたくらいではないかと思われます。

その時に駆除業者さんからシロアリの生態や、家にどのように侵入し、どのように食われるのかなどお聞きできたのです。建築士なら家の事も建築の事もなんでもわかるだろうとお思いになるかもしれませんが、実際にシロアリの調査で床下に潜る建築士はなかなかいないでしょう。

結果として４件ほど床下に潜って調査することができました。後日警察にレポートを提出して起訴されたようです。
これは家の老朽化やトラブルであるシロアリの知見を深めることにつながりました。

なのでシロアリの問い合わせも全く怖くないのです。
母体は水道工事の業者ですが、建築の入ったリフォームの経験も豊富です。
お問い合わせお待ちしております。