リフォームによってガラスを交換する
当社の建物はすでに30年以上経過しておりますが、まだまだ使える建物です。さして費用をかけていない改修ですが、ポイントを押さえてスタッフが仕事をしやすい環境を作りたいと考えております。
そこで今回、一部ガラスの交換を行いました。
もともとシングルガラスであったものを、LOW-Eペアガラスに交換です。
LOW-Eペアガラスとは、LOWエネルギーの略で断熱効果の高いガラスになります。2枚のガラスを組み合わせ、中にアルゴンガスを入れてあります。
アルゴンガスを入れている理由は、恐らくですが空気より比重が高い性能を持っているので、より不活性化性能が高く安定しているためと思います。
シングルガラスより当然断熱性能は高いものとなります。
実際にガラス表面の温度を測ってみます。
当然明らかに表面温度はLOW-Eガラスの方が高いですね。
屋内の暖房は20度にセットされています。若干の上下があるとしてプラス太陽光の分が入りますので、20度を超えますね。
ガラス表面の温度は接している空気にも影響を致します。これは「対流」と「伝導」の効果によります。
そしてもう一つ大切なのは、ガラス表面の温度が高いと、そこの近くにいる人はその表面温度を感じているという事です。これを「輻射熱」といいます。
太陽から離れて空気の無い宇宙空間を隔てている地球で、なぜ日向にいると暖かくなるかというと、これは輻射(実際には放射ですが)の熱の伝わり方の為です。
正月明けからは、八戸はマイナス7-8度の日もありましたが、この効果で相当に違いました。
昨年と違って、全く寒く感じない。
やはり断熱は開口部から手を付けるべきと思いました。