リフォームコンセプト

今回のリフォームでは、カウンターを撤去して広くするだけではなく、お母さんがトイレに持っている不満をすべて解決すること、そして、綺麗好きなお母さんがいつまでも愛着を持ってくれる空間作りがコンセプトでした。
とっておきのしかけとして、壁に珪藻土を私たちが施工し、模様付けはお母様にやっていただく事にしました。大好きだったお父さんの愛情たっぷりの家をお母さんが手をかけて大事に使っていただきたいというテーマも込めています。

リフォームの理由

お父さんが１５年前に建ててくれた家。今でも住み心地の良い家だと思っているけど、水廻りだけは不満。特にトイレは、せっかく広いのに、カウンターが邪魔で狭くしか使えないし、掃除もしにくい。
北側で寒く、床のフローリングの尿じみも気になる。だんだんと掃除が面倒に感じるようになってきた。７０歳を超えて老後も心配になってきたし、せっかくリフォームをするなら、バリアフリーも考えたトイレにして欲しいな。
それから、手洗い器にせっかくお湯の配管をしてもらったのだけれど、ボイラーから遠いせいかなかなか使わない。これもどうしたら良いかと思います。

プランニング

トイレはタンクレスにして、０．７５坪を大きく使うことが出来るようにし、カウンターを撤去することによって、収納は出来るだけ壁に設置したキャビネットに。これで将来のトイレの右側からの介助が可能になります。
入り口はローリングドアにし、尿じみの気になるフローリングは張替え、廊下からトイレへの段差を解消する。さらに、ハイドロセラフロアを設置して汚れや臭いも無くなります。
手洗い器は電器温水器の設置を行い、冬でも手洗いでひやっとしない暖かさに。
加えて臭い対策とお母さんのお気に入りの空間になるように、壁には珪藻土を塗りました。
照明は廊下とトイレ内も人感センサータイプにすることによって、お母様が夜のトイレに起きても安心にしている。

施工前【before】

せっかく広いトイレもカウンターが邪魔で台無しになっています。

廊下の奥のトイレは、開き戸のため廊下との段差があります。

施工後【after】

リフォーム後の生活スタイルの変化

２階にもトイレがあるのだけれど、最近は１階のリフォームしたトイレばかり使っているわねぇ。だって、広いし明るくて気持ちがいいしね。段差が無くなって危険も無くなったし。最近足腰が心配で２階から１階に寝室の場所を変えたのだけれど、トイレをリフォームしておいて良かった。もしかしたら、トイレをリフォームしたから１階に寝るようになったのかもね

リフォームをしてハッピーになったこと

広くて明るくなって、不満が全部無くなって、とっても嬉しい。自分で珪藻土の模様つけをさせてもらって、とっても楽しかった。やるまでは心配だったけど、今では自慢の壁ね。
友達や親戚が来ると、トイレを使った後にびっくりして「すごいねぇ、ホテルみたい」と言われるのが嬉しくて。リフォームして良かったわぁと思う時ね。